WACHING DIVISION
・洗浄液の水を電解イオン水に変えることにより、電解イオン水の持つ効果で、洗剤の低減、防錆剤の低減、使用環境の改善が図れます。
・電解イオン水生成装置は軟水器を標準装備し、界面活性成分を無効化する硬度成分(カルシウムイオン、マグネシウムイオンなど)を除去します。
・原水を軟水化した後、2本の電極に電気を流して電気分解しアルカリ水を生成します。(陰極に水素イオンが電位を受け取り水素ガスとなり、OHを多く含む還元力の高いアルカリ水を生成します)
・一般水では、水の分子のクラスターが大きいため油分と製品の間に入り込めません。髙橋金属の電解イオン水は、電気分解によって水素結合された水分子が分離し小さなクラスターとなって、油分と製品の間に浸透し、油分を剥離します。剥離した油分を乳化・分散させて除去することで高い洗浄性を確保します。
・一般水と比較して、電解イオン水は、表面張力が低く製品の表面に濡れの状態を形成し洗浄性を向上させます。
・一般水の80℃の表面張力と電解イオン水の常温での表面張力が同じ値になります。実際は電解イオン水を昇温して洗浄しますので、さらに表面張力が低い状態での洗浄となり、より良い効果が得られます。
・電気分解により、硫酸イオンや塩素イオンなどの陰イオンの減少と、水酸化物イオンの向上により還元力の高いアルカリイオン水が生成され、鉄表面の酸化を防止し、錆の発生を抑制することができます。
・クーラント液の希釈水を電解イオン水に変えることにより、電解イオン水の持つ効果で、工具の寿命延命化、表面仕上げ面粗度の改善、防臭が図れます。